校正ポータル 使い方マニュアル
このアプリは、いまのオンライン校正のしくみをそのまま、もっとやさしく使うための「入口」です。 専門の記号やフォルダ名を覚えなくても、画面の案内どおりに進むだけで、AI校正・校正URLの発行・入稿/納品の受け渡しまでできます。
1ログインする
Nextcloud と共通アカウントです。新しくIDを作る必要はありません。 画面の ①→② の順に押すのがいちばんスムーズです。
校正ポータル
Nextcloud アカウントでログイン
下の ①→② の順だとスムーズです
- 「① Nextcloud にログイン(別タブ)」を押し、別タブで Nextcloud にログインします (すでにログイン済みなら、そのままでOK)。
- このアプリのタブに戻り、「② このアプリにログイン」を押します。
- 「許可しますか?」と出たら「許可」を1回押せば完了。次回からは②だけで入れます。
2トップ画面の見方
ログインすると最初に出る画面です。大きく3つの区画があります。
案件がありません。「新規案件」から作成してください。
- 1新規案件:このアプリから新しく案件をつくるとき(次の章)。
- 2検索:Shinsei_share 全体から、得意先名・案件名で横断検索できます。フォルダをたどらなくても見つかります。
- 3既存案件ブラウザ:いまある得意先フォルダの一覧。 「 得意先・フォルダ」を押すと中の案件が開きます。 右の は削除です(慎重に)。
3新しい案件をつくる
「新規案件」を押すと、この画面が出ます。得意先名 → 案件名 → 校正のしかたの順に決めるだけです。
新しい案件をつくる
初校・再校は自動で判定します。種別は選びません。
- 得意先名を入れます。既にある得意先は枠を押すと一覧から選べます (表記ゆれで別フォルダを作らないため、なるべく一覧から選んでください)。
- 案件名を入れます(例:名刺、封筒、カタログ)。
- 校正のしかたを選びます。ふつうは「校正」。複数人で同じ画面を見ながら校正したいときは「複数人校正」。
- 作成するを押すと案件ができ、案件ページに移動します。
4既存の案件を開く・再校をアップする
すでにある案件(再校など)を続けるときは、トップの既存案件ブラウザか検索から開きます。
- サンプル商事_会社案内_初校.pdf2.4 MB 削除
- トップの既存案件ブラウザで得意先 → 案件とたどるか、上部の検索で案件名を入れて開きます。
- 再校のPDFを入れるときは 「校正データを取り込む」(1)を押し、次章の取り込みへ進みます。 初校・再校は自動で判定されます。
- 間違えて入れたPDFは下の「校正フォルダの中身」から削除できます。案件ごと消すときは「この案件を削除」。
5PDFを取り込んで配置する ★よく使います
顧客に校正を出す前の確認ステップです(柱④)。PDFはまず仮置きされ、「配置」を押すまで顧客の校正フォルダには入りません=出してはいけないものが先に出る事故を防ぎます。 仮置き時に得意先名チェックと同名上書きの注意が働きます。
5-1. PDFを選んで「アップロード(仮置き)」
確認してから入れる
- PDFを選ぶ(1):枠にドラッグするか、クリックして選びます。
- 「アップロード(仮置き)」(2)を押すと、PDFが案件フォルダに仮置きされます(すぐ終わります)。 この時点では顧客の校正はまだ始まりません。
- 再校なのに「初校」と出ているときは 「再校に変更」(3)で直せます(監査記録に残ります)。
5-2. 内容を確認して「この内容で配置」
- ファイル名・初校/再校・注意表示(得意先名・同名上書き)を確認します。
- 問題なければ 「この内容で配置」(1)を押します。PDFが顧客の校正フォルダに入り、オンライン校正が自動で立ち上がります(このあと校正URLが発行されます)。
- 差し替えたいときは PDF を選び直して「もう一度アップロード」。差し替え中はオンライン校正は立ち上がりません(無駄な再発行を防ぎます)。
6校正URLを顧客に渡す
配置すると、案件ページに校正URLが出ます(柱①)。これを顧客にメールするだけで校正が始まります (ID・ログイン不要)。
- 1顧客に渡す校正URL:これだけを顧客に送ります。「コピー」で写してメール本文へ。
- 2管理者用URL:社内用です。注釈一覧を拡大表示できます。顧客には渡さないでください。
8校了する
校正がOKになったら、案件ページの「校了する」を押します。校了すると、その後の自動リマインダーなども止まります。 通常はそのまま印刷工程(POD)へ進みます。
9取り違え防止と自動お掃除
案件の取り違えや、空のまま放置された案件で散らからないための仕組みです(柱②④)。
ファイル名の得意先チェック
取り込みでPDFを選んだとき、ファイル名にその得意先名が入っていないと、注意が出ます(止めはしません)。 別案件のデータを取り違えていないかの確認用です。トップの再校UPから上げるときも同じ注意が出ます。
「株式会社/㈱」の有無、全角と半角、英字の大小、スペースや「_」「-」の違い、Macのファイル名特有の濁点の扱いは同じ名前として扱いますので、入っていれば注意は出ません。
整理候補と自動お掃除
作ったままPDFを入れずに放置された案件は、トップ下部に「整理候補」として出ます。手で削除できます。
10写真を印刷用に整える(画像補正)
顧客からもらったスマホ・デジカメの写真を、印刷用に自動で整えて CMYK の TIFF にする道具です。 1枚ずつ Photoshop でレベル補正・トーンカーブ・アンシャープをかけていた作業の置き換えで、 まとめて投げて待つだけです。案件とは切り離してあるので、案件を作らなくても単体で使えます。
10-1. トップの「画像補正」から開く
トップ画面の上の並び、デザインエンジンの隣にあります。処理が長いので、押すと別タブで開きます。
10-2. 写真をドラッグ&ドロップする
フォルダごと落として構いません。中の写真を集めて処理します (画像でないファイルは自動で除きます)。枠をクリックして選ぶこともできます。
画像補正
印刷用に色・明るさ・コントラスト・シャープを自動で整え、CMYKのTIFFにします。 一度に50枚まで、合計500MBまで。
お手元の元画像には手を加えません(コピーを送って処理します)。サーバーに送ったコピーは処理が終わりしだい削除します。
JPEG / PNG / TIFF / HEIC / PSD
| 形式 | JPEG / PNG / TIFF / HEIC / PSD(iPhone の写真も Photoshop データもそのままで構いません)。 |
| 枚数・容量 | 一度に50枚・合計8GB・1枚500MBまで。超えるときは分けて投げてください。 |
| 大きさの上限 | 補正は1億画素(A1を355dpi・A2を500dpiで読んだ大きさ)まで。 これを超えるものは補正せずCMYK化だけして返します(1億5000万画素まで)。 一眼の撮影データも美術作品のスキャンも、通常は補正まで収まります。 |
10-3. 待つ(タブを閉じてもOK)
画像補正
3 / 12 枚目 — DSC_0042.JPG
このタブを閉じても処理は続きます。あとでこのURLを開けば結果を見られます。
10-4. 仕上がりを見て、まとめてダウンロードする
補正後のサムネイルが並びます。これは印刷される色(CMYK)に変換した後の姿なので、ここで違和感がなければそのまま使えます。ダウンロードボタンはサムネイルの上です。
ZIPの先頭には「00_検版シート.pdf」が入っています。1ページに9枚、「撮ったまま」と「印刷される色」を隣り合わせにして、画素数・原寸・ 警告まで刷ってあります。50枚をサムネイルで1枚ずつ見るのは現実には難しいので、刷る前の通し確認はこのPDFでしてください。処理できなかった画像も 枠と理由が出るので、抜けに気づけます。
画像補正
12枚の処理が終わりました。
この結果は5時間で消えます。必要なら今すぐ保存してください。
12枚中2枚は、下のサムネイルに注記があります(ダウンロードはそのままできます)。
ZIPの中身はCMYK(Japan Color 2001 Coated)・350dpi の TIFF です。 InDesign や Illustrator にそのまま配置できます。ファイル名は元の名前_cmyk.tif になります(サムネイルはZIPに入りません)。 圧縮方式は投げるときに選べます。既定のJPEG圧縮はファイルが 約2.5分の1になり、写真の印刷ではふつうこちらで十分です。原寸で階調が命の複製 (美術作品など)は可逆(ZIP圧縮)を選んでください。投げた画像は補正したものもしていないものも、すべてZIPに入ります。素材を2か所から集めずに済むようにするためです。
サムネイルの下に注記が出たとき
止めるための警告ではありません。ZIPはそのまま使えます。 サムネイルを見て気になったときに、どこを見ればいいかの手がかりです。
- 明るい部分が白く飛びました
- 空や白い服のディテールが消えている可能性。元の写真が明るすぎるときに出ます。
- 印刷で再現できない色が増えました
- 夕焼け・鮮やかな青など、CMYKでは出せない色。写真では普通に出ます(画面で見るより少しおとなしくなります)。
- 色かぶりを強く補正しました
- 電球色などの偏りを大きく戻しました。その色みが意図したものだった場合は元データを使ってください。
- 解像度が低いため拡大に耐えません
- 小さく使うぶんには問題ありません。大きく使うなら元データをもらい直してください。
- 透明部分を白で埋めました
- PNG の透明はCMYKにできないため白にしています。背景を活かしたいときは別途処理が必要です。
- すでにCMYKのため、元のファイルをそのまま入れました
- 加工済みのTIFFは1ビットも触らずにZIPへ入れます。読み書きし直すと切り抜きパスが消えるためです(消えたと気づくのは刷り上がってから)。 素材を2か所から集めずに済むよう、補正しないものもZIPに入れています。
- すでにCMYKのためTIFFにしました(切り抜きパス・レイヤーは引き継ぎません)
- CMYKのPSDなど、TIFF以外だったものです。色は動かしていませんが、切り抜きパスやレイヤーが必要な場合は元データを使ってください。
- 大きいため補正せずCMYKに変換しました
- 補正の処理に載らない大きさでした。CMYK化だけは済んでいるので、そのまま配置できます。
- このPSDは読めません/中身を取り出せません
- 16bitのPSDや、「互換性を優先」を外して保存したPSDです。8bitで、「互換性を優先」を有効にして保存し直してください。
補正が強すぎると感じたら
完了画面の「弱めで作り直す」を押すと、同じ写真を選び直して半分の強さでやり直せます。強さの調整はこの2段階だけです(数値をいじる画面はありません)。
11困ったとき(よくある質問)
- Q. ②を押しても「セキュリティ警告」のような画面が出る
- 先に「① Nextcloud にログイン」を済ませてから②を押すと出にくくなります。出たときは内容を確認のうえ「許可」を1回押せば入れます。
- Q. 校正URLがなかなか出ない
- 発行まで最大5分かかります。PDFが「校正フォルダの中身」に入っているか確認してください。5分以上待っても出ないときは、 もう一度配置し直すか、システム担当へご連絡ください。
- Q. アウトライン化したPDFをAI校正にかけたい
- 文字がアウトライン化されたPDFは、テキストを読み取れず突き合わせできる範囲が狭まります。 AI校正の結果に出る対応関係の表示(一致率)を目安にし、低いときは参考程度にとどめて、最終確認は人の目で行ってください。
- Q. 再校なのに「初校」と判定された
- 取り込み画面上部の「再校に変更」で直せます(監査記録に残ります)。
- Q. 再校は初校に上書き?それとも別名で入れる?
- どちらでも再校の通知は届きます(同じ名前で上書きしても、内容の変化を見て再校として扱われます)。ただし同名で上書きすると初校が消えて「新旧比較」が作られません。初校と再校の差分を見たいときは、別名(例「02_再校.pdf」)で足して初校を残してください。アップ時に同名だと注意が出ます。
- Q. 配置するPDFはどんなデータを入れればいい?
- 印刷用の原本(PDF/X-4・裁ち落とし付き)を入れてください。校了するとその原本がそのまま印刷工程へ送られます。 校正画面に出る軽いPDFは閲覧用に自動生成されるので、用意するのは印刷データ1本でOKです。
- Q. 印刷用PDF(PDF/X-4)の書き出し方がわからない/設定がない
- 弊社の書き出しプリセット(Mac用)をインストールすると、Illustrator などに[印刷用PDF](PDF/X-4・Japan Color 2001 Coated)が追加されます。 プリセットをダウンロード(Mac用)し、pkg をダブルクリックでインストール(管理者パスワード不要)。あとは「別名で保存 > Adobe PDF > プリセット[印刷用PDF]」で書き出せます。Windows をお使いの場合はお問い合わせください。
- Q. 画像補正のタブを閉じてしまった/ZIPを保存し忘れた
- トップの「画像補正」をもう一度押してください。処理中ならその進捗に戻り、終わっていれば「直前の結果を開く」が出ます(同じブラウザで見た場合)。 5時間を過ぎたものは消えているので、そのときは投げ直してください。同じ写真なら同じ結果になります。
- Q. 同じ得意先で複数の案件を作りたい
- 新規案件で得意先名を同じにするだけです。自動で同じ得意先フォルダにまとまります。表記ゆれを防ぐため、得意先名は一覧から選んでください。
- Q. 顧客に渡すURLを間違えた/共有を止めたい
- 「フォルダ作成・共有」の「これまでのリンク」から「失効」を押します。他のスタッフが作ったリンクも失効できます。
- Q. 共有リンクのパスワードを忘れた
- パスワードは発行直後の画面でしか見られません。分からなくなったら、そのリンクを「失効」して新しく発行し直してください。
12用語と画面の言葉
| 初校 / 再校 | 最初の校正が初校、修正後の校正が再校。アプリが自動で判定します(手動変更も可)。 |
| 仮置き | 取り込んだPDFの一時置き場。「配置」を押すまで顧客の校正フォルダには入りません。 |
| AI校正 | トップのツール。原稿と校正紙を突き合わせて反映漏れ・誤字などをチェックし、Excelで受け取れます。 |
| 配置 | 仮置きしたPDFを、顧客の校正フォルダに正式に入れること。配置でオンライン校正が立ち上がります。 |
| 校正URL | 顧客に渡す、ID・ログイン不要の校正ページのリンク。 |
| 管理者用URL | 社内用の読み取り専用リンク。注釈一覧を拡大表示。顧客には渡しません。 |
| 校了 | 校正OK=確定。印刷/ダウンロード納品へ進みます。 |
| 状態ラベル | 初校中 再校中 校了 … 案件の進み具合を色で表します。 |
| 失効 | 共有リンクを無効化すること。押すとすぐ開けなくなります。 |
| 整理候補 / 自動お掃除 | 空のまま放置された案件の一覧と、ゴミ箱への自動移動(約60日は復元可能)。 |
このマニュアルの画面はサンプル表示です(実際の得意先名・データではありません)。操作の見た目は実画面と同じです。 困ったときは社内のシステム担当までご連絡ください。